はじまる

適当な事を適当に書く

葉問 3 〜継承〜

ちょっと前のことだけど、観に行った。日本国内で、最はや新宿の武蔵野館でしか公開していないとのことで、武蔵野館ってどこだっけと新宿を暫く彷徨ったが、JR新宿駅東口から近い、ZARA とかメガネスーパーとかある辺りの映画館だった。ボロ映画館だったイメージだけど、リニューアルして中はオシャレになってた。特にトイレは、日本の映画館のなかで1番綺麗なんじゃないか、って思ったくらい清潔感とお洒落さがあった。公開予定・公開中の映画に関する展示物もたくさん置いてあり、勿論イップマンの展示も大々的にされていた。

 

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ドニー・イェン先生がお出迎え

 

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こんな構えも映画のなかででてきた

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木人、おまえは木人じゃないか!

 

 

 

 

以下、ネタバレありの感想

 

前二作と見比べて、フィクション感が増していた。が、三作目ともなると変化をつけるにはそのような演出も必要か。

流石にマイク・タイソンが出てきたのは面食らった。劇中の時間では当時、おそらく奴隷解放宣言の前後くらいだろうで、黒人が資本家になるということはあり得たのかしら。しかも、他の英国からの駐在員は皆んなきちんとイギリスの英語なのに、マイク・タイソンはめっちゃアメリカ英語。心の中でかなりツッコミを入れてしまった。

しかし、やはり「ボクシングVS中国拳法」の異種格闘技戦シーンは、「中国拳法って本当に強いの?」という話題があがるなか、かなり面白かった。中国拳法そのものが「弱きものが技で強きものを倒す」ことを主眼に置いているので、詰まりは拳法の真価を改めて問うようなワンシーン。現役を退いているとはいえ、凄まじい身体の厚みを誇り、筋肉の高密度を感じさせるマイク・タイソン。彼がおもむろにデンプシーロールを始め、薄く細い身体のドニー・イェンとの距離をほんの少し詰めただけの一瞬。その一瞬で、巨大な猛牛が突進してくるような迫力と「こんなやつに絶対勝てねえよっ!!!」って、銀幕越しに観ても恐怖を覚えた。素手で人殺せるってあんな感じなんだろうな。

そんなマイク・タイソン が凄すぎたので、ボス戦がそれに比べて弱い印象になってしまったのはご愛嬌。ボス戦の相手の俳優さんも、動きもルックスも格好よくて、なかなか良かった。

しかし、美人の奥さん、2でも病気して大変な目に遭っていたのに、あんなことになってしまって…。

とりあえず観終わって、おおー完結した、という区切りのついた気持ちになった。観て良かった。