はじまる

適当な事を適当に書く

2017年アルバムオブザイヤー

Murs - Captain California

90年代西海岸アンダーグラウンドヒップホップの雄、Living Legends で最も人気のあったラッパーである。90年代ヒップホップファン好みの作品を作り続けてきたようなんだけど、本作ではトラックも今時、歌ものなどキャッチーな路線を試みてみた結果、Murs のオモロさ、キャッチーさが、遺憾なく発揮されている良作が出来上がった。歴代のヒップホップアルバムのなかでもかなり好き。何回も聴いた。

 

Bicep - Bicep

複雑度を増してくダンスミュージック(インテリジェントダンスミュージックと呼ばれた部類か)へのアンチテーゼのように、トラック主義というか、シンプルなループをベースを展開させていく曲調は、強力な印象を生み出している。収録曲のいずれもワンループものにもかかわらず、間延びしない、ダルくならない曲の展開はさすがのセンスか。

 

Foster's People - Sacred Hearts Club

従来のファンからの評判がすこぶる悪いらしいこのアルバム。まぁロキノン系が忌み嫌うEDMっぽくなってるから仕方ないか。たぶんダンスミュージック好きからすると今まででのフォスター・ザ・ピープルのアルバムで最良のものなんじゃないだろうか。ひねくれエレクトリック・ポップス。